これぞ80年代!MTVのような青春映画【映画感想】トップガン(1986)

1980年代

日本公開日:1986/12/06
 初鑑賞日:不明(VHS)

アメリカ海軍に所属する上位1パーセントのエリートパイロット=「トップガン」。その仲間入りを果たしたマーベリックとグースは厳しい訓練を受けることに。女性教官チャーリーとの恋やライバルのアイスマンとの激突、そして訓練中の事故によるグースの死を経て、成長していくマーベリックは、やがて敵ミグ戦闘機との実戦に出撃する。ケニー・ロギンスやベルリンらの曲を用いたリズム感あふれる映像が大ウケし、世界的メガヒットを記録したスカイアクション。

1986年製作/110分/アメリカ
原題:Top Gun

引用元:映画.com

Twitter短評

映画の想い出

まず、MTV全盛の80年代らしい曲の使い方が新鮮でした。
当時サントラを買って繰り返し聴きましたが、未だにヘビーローテーションで聴いています(笑)
「デンジャー・ゾーン」や「愛は吐息のように」を聴くと、映画のシーンが頭に浮かびます。
ベルリンという名前もこの映画で知りました。
ポップな曲の中で存在感を示すトップガンアンセムも良いですね。

バル・キルマー、ティム・ロビンス、メグ・ライアン、マイケル・アイアンサイドなどトム・クルーズ以外のキャストも当時はそれほど知名度はありませんでした。
改めて観ると、錚錚たる面々です。

また、86~87年はTVの大型化が進み、レンタルビデオが普及してきた頃でした。
好きな映画を借りてきて家で映画を観るという文化が定着しだし、「カウチポテト」という言葉も生まれました。
「トップガン」はスタンダード画角で撮影され、劇場公開時は上下をマスキングしてシネスコサイズとして上映されています。
これは、当時4:3のブラウン管TVにサイズを合わせるためです。
この頃から劇場公開⇒パッケージソフト化(VHS)⇒TV放映という流れができました。
「トップガン」は劇場で観る映画というだけでなく、ミュージックビデオのように家でくつろぎながら新しいスタイルで観る先駆になった作品でもあるのです。

あと、忘れてはならないのが今や定番となったフライトジャケットMA-1。
あの頃、皆MA-1を着てたんです。アメ横なんかでもバチモンのMA-1、いっぱい売ってたのを覚えてます(笑)
しかし、実はこの作品でトム・クルーズはMA-1を着てないんです。
MA-1は空軍のもので、この映画のトム・クルーズは海軍ですから。
この作品でトムの着てたG-1なんかはカッコいいんだけど、コスト的にもMA-1ほどの手軽さはなかったんだと思います。
映画には出てこないMA-1が映画の影響で流行る。
誰も疑問に思っていなかったのは、アパレル業界の戦略にまんまと嵌ってたのかもしれませんね。

余談ですが、同じ時期のトム・クルーズの主演作に「ハスラー2」がありました。
MA-1さながらこれでビリヤード(9ボール)が大流行し、いろんなところにビリヤード場が乱立したのでした。恐るべしトム・クルーズ。

音楽、アクション、ファッション、バイク、アイドルとしてのトム・クルーズ。
というわけで、「トップガン」はいろんなところにブームを巻き起こした、80年代を代表する必見作なのです。
今の若い人たちにも観て欲しい!!

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